フランス南部ニースで、花火の見物客に突っ込んだトラック周辺に集まる警察官ら=ロイター
フランス南部のリゾート地ニースで14日午後10時半ごろ(日本時間15日午前5時半ごろ)、大型トラックが花火の見物客の列に突っ込んだ。約2キロ暴走した後、運転手と警察の間で銃撃戦になった。仏政府によると、少なくとも80人が死亡、18人が重体。オランド大統領は緊急会見し、「テロリストの犯行であることを否定できない」と述べ、仏検察はテロ事件として捜査を始めた。
「人がボウリングのピンのように」 仏革命記念日の惨劇
事件が起きたのはニース中心部の有数の観光地で地中海沿いの道路「プロムナード・デ・ザングレ」。フランス革命を記念する祝日の14日に合わせて現場では花火が打ち上げられ、多数の観光客らが集まっていた。
仏テレビ局「フランス2」が放送した目撃者からの提供映像によると、道路を徐行していた大型トラックが急に加速し、道路に集まっていた人をなぎ倒しながら暴走。目撃者は「花火が終わった直後に叫び声や車の衝突音が聞こえた」と証言した。海岸で花火を楽しんでいた人たちが道路に出始めた直後、トラックが突っ込んだという。
仏のニュース専門チャンネルB…