初めてもらった通知票を見る1年生=20日午前、大阪市西区の本田小学校、橋本弦撮影
東京都内のほとんどの公立小中学校で20日、1学期の終業式があった。新宿区立戸塚第一小学校(児童数415人)では、白倉代助校長が「8月にはリオデジャネイロ五輪があります。オリンピアンのように、みんなもいろいろなことにチャレンジする夏休みにして下さい」と話し、3年生の女子児童が1学期に頑張ったことを発表した。
1年生の教室では、担任の教員が一人ひとりに「何事にも一生懸命取り組めましたね」「図工で細かい作業がとてもよくできました」などと声をかけながら、初めての通知表を手渡した。窪島丈太郎君(6)は「鹿児島のおじいちゃん、おばあちゃんの所に行く。釣りをしたり星を見たりしたい」と話した。
夏休みは8月31日までの学校が1122校と最多。それ以前に終わる学校も753校ある。
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東海地方の多くの小中学校で20日、1学期の終業式があった。
名古屋市昭和区の市立鶴舞小学校(児童181人)では、5年生の水野碩人(ひろと)君が「野外学習では運動会で築いた仲間たちの絆で、一生忘れない楽しい思い出をつくってきます」と夏休みの目標を語った。中越敏文校長(54)は「何か打ち込むもの、一生懸命やるものを持って生活してほしい」と呼びかけた。
式後、児童は教室で担任の先生から通知表を受け取り、1学期の成績や頑張ったことを確かめていた。
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大阪府内の多くの小中学校で20日、1学期の終業式があった。大阪市西区の市立本田(ほんでん)小学校(児童数566人)では、銭本三千宏(ぜにもとみちひろ)校長が「すてきな夏休みを送って、また元気な笑顔で集まってください」と呼びかけた。
続いて1年3組では担任の三谷理人(りひと)教諭が「いつも笑顔で、お友達と仲良くできました」「国語の音読がとっても上手ですね」などと声をかけ、1年生としては初めてとなる通知票を手渡していった。中居渓翔(けいと)君は夏休みについて「おばあちゃんの畑仕事を手伝いながら、たくさん虫を捕るのが楽しみ」と話していた。(小河雅臣)