ブラジルで8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪について、同国民の50%が開催に反対していることが、地元の民間調査機関の調べでわかった。「全く関心がない」との回答も51%に上り、深刻な政治の混乱と経済低迷で、国民的な盛り上がりを欠いている実態が浮き彫りになった。19日、地元有力紙フォーリャ・デ・サンパウロが報じた。
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民間調査会社ダタフォーリャが7月14~15日、16歳以上の2792人を対象に全国で実施。五輪開催に「反対」との回答は、前回2013年6月の調査時の25%から倍増。「賛成」は前回の64%から40%に減少した。
「反対」が多かったのは最大都市サンパウロなど比較的学歴が高く富裕層が多い南部や南東部。若者や、貧困層が多い北部や北東部では「賛成」が目立った。
五輪について「全く関心がない…