ジョコビッチに敗れた錦織=AFP時事
男子テニスの世界ランキング6位、錦織圭(日清食品)がまたも、世界1位の厚い壁に跳ね返された。7月31日、カナダでのロジャーズ・カップ決勝で同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3―6、5―7で敗れ、4大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会初優勝に届かなかった。
錦織圭が準優勝 ジョコビッチに敗れる ロジャーズ杯
大きすぎる目の上のたんこぶ。それがジョコビッチだ。マスターズ大会に限っても、今季は4月のマイアミ決勝、さらに5月のマドリード、ローマの準決勝で行く手を阻まれた。実はジョコビッチ戦を除くとマスターズ大会は現在、破竹の15連勝中というデータがある。
ローマではフルセットのタイブレークまで持ち込みながら屈した。
錦織に6月に単独取材したとき率直に聞いてみた。「ローマでのタイブレーク、どこに悔いが残る?」
答えは「ミスを恐れず攻めるべ…