セルビア出身の男子プロテニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ選手は22日夜、新型コロナウイルスの感染が広まる中、中国のセルビアに対する支援に感謝する長文メッセージを投稿した。微博（ウェイボー）に投稿されたこの長文メッセージの文末には、完璧なつづりではなかったものの、「ありがとう！私は中国を愛している」という意味の中国語がピンインでつづられていた。中国新聞網が伝えた。

ジョコビッチ選手自身の微博のスクリーンショット

ジョコビッチ選手は、微博の中で、「この困難極まる時期に、互いに助け合っている全ての国に感謝している。特に中国は、自国がウイルスとの闘いで数々の困難に見舞われている中、医療従事者や医療物資によってセルビアに対して無私の援助の手を差し伸べてくれた。このような無私の援助は、私たちにとって極めて大きな意義を持っている。中国の皆さんありがとう。私は中国を愛している」とした。

なかでも文末に書かれていた、「ありがとう！私は中国を愛している」という意味の中国語のピンイン「Xie Xie.Wõ ài ñi zhōngguó」は完璧なつづりではなかったものの、十分に人々の心を打ったと言える。

19日未明の公式情報によると、新型コロナウイルス感染拡大を受け、男子プロテニス協会（ATP）は、6月7日までのツアー中止を発表しており、当面テニスの試合は一切行われなくなった。これにより、世界ランキングトップに君臨するジョコビッチ選手も、例に漏れず、家で「暇を持て余す」テニス名プレイヤーのひとりとなった。最新の動向によると、彼は妻子と共に自主的に自宅での待機生活をおくっており、一家団欒を楽しんでいるという。

今年の全豪オープン男子シングルスで優勝を果たしたジョコビッチ選手は、ナダル選手を抜いて再び世界ランキングトップの座に返り咲いた。今季ツアーの緊急中止を受け、ランキングのための選手の獲得ポイントも、ツアー再開まで凍結状態となった。このため、ジョコビッチ選手の世界首位は、281週間続くことになった。彼は、サンプラス選手の286週間という記録を越えることを狙っているが、記録更新が実現するか否かは、今年7月にははっきりするだろう。（編集KM）

「人民網日本語版」2020年3月23日