チームで銅メダルを獲得し、観客席に手を振る日本の選手たちと井村雅代ヘッドコーチ(前列左から2人目)=19日、マリア・レンク水泳センター、竹花徹朗撮影
シンクロナイズド・スイミングの日本代表が、8人で演じるチーム種目で3大会ぶりの表彰台に上がった。愛称はマーメイドジャパン。選手たちは、過酷ともいえる厳しい練習で積み重ねた自信を胸に、人魚のような華麗な舞をみせた。
リオオリンピック
19日のフリールーティン。疲れがたまって体が動きづらくなる終盤になっても、日本の選手たちはキレのある動きで、振り付けをこなした。ライバルのウクライナを抑えての銅メダルだった。吉田胡桃(くるみ、24)は「いままでいろんなものを犠牲にしてでも、しんどい練習をしてきて良かった」としみじみと話した。
1日10時間に及ぶ練習をほぼ毎日こなしてきた。なかでも最も恐れていたメニューは、競泳とシンクロの動きを組み合わせ、1時間動き続ける練習だった。
制限時間内に、100メートル…