ラーメンチェーン「幸楽苑」の静岡清水インター店で提供されたラーメンに親指の一部が混入していた問題で、従業員が指を切断したのは混入の2日前だったことが14日、静岡市保健所への取材でわかった。保健所はこの2日間に他の客に提供された分にも影響した恐れがあるとして、幸楽苑側に報道発表するよう求めたが、応じなかったという。
一方、幸楽苑本社(福島県郡山市)は朝日新聞の取材に対して当初、「混入したのはツメの一部」などと答えていたが、14日に「再確認したら指だった」と改めた。同社ホームページでも13日付で「一部報道に関するお詫(わ)びとお知らせ」として「爪の一部を欠損し、その一部が混入」と説明していたが、内容を訂正するという。
市保健所が同社から受けた報告によると、パート従業員がチャーシューを切る際に指を切断したのは9月8日昼ごろ。切れた指は探さなかったといい、チャーシューを保存する容器内に入り込んだ可能性が高いという。
同社のマニュアルでは容器内の…