寒さで手がパンパンに腫れあがってしまった看護師の蘇倩さん

最近、ネット話題となっている1枚の写真がある。その写真には、寒さのため真っ赤になり、パンパンに腫れあがり、医療用手袋で刻まれたシワだらけになっている看護師の手が映っている。この両手の正体がこのほど明らかになった。彼女は、河北省石家荘市にあるコミュニティの第一線でPCR検査を担当する看護師の蘇倩さんだった。中央テレビ局ニュースが伝えた。

6日、石家荘市では最低気温マイナス15度まで冷え込んだ。そしてちょうどこの日から、同市では、市民全員を対象としたPCR検査が始まった。陸軍軍医大学士官学校附属病院は医療チームを派遣し、コミュニティでPCR検査を実施した。蘇倩さんは、その医療チームのメンバーだった。そしてあの腫れあがってしまった手の写真は、この日、あるネットユーザーが撮影したものだった。

医療用手袋を外した女性看護師たちの手

河北省で新型コロナウイルス感染拡大が生じると、蘇倩さんのような「白衣の天使」たちは全員最前線に立って新型コロナとの闘いに挑んだ。そしてわずか3日間で、石家荘市の全市民を対象とした第1回目のPCR検査を終了させた。彼らは、自分たちの「使命」を全うするため、自分たちの感覚すら忘れてしまったほどだ。そして寒風が吹きすさぶ中、あのようなパンパンに腫れあがった手になってしまったという。

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