男子新監督に就任した中垣内氏(左)と女子新監督に就任した中田氏=能田英二撮影
バレーボールの全日本男子と女子の新監督に内定した中垣内(なかがいち)祐一氏(48)と中田久美氏(51)が26日、東京都内で就任会見に臨んだ。現役時代は実力と人気を兼ね備えていた両氏に、バレーボールの復権が託される。
■不倫問題も乗り越え
1990年代に全日本男子の強打のエースとして活躍した、通称「ガイチ」が再び表舞台に帰ってきた。「正直、申し上げて、再び戻ってきたことに不思議な感じ。東京五輪に監督として挑戦できることに、身が引き締まる思い。選手の力を最大限伸ばして、メダルを取らせてあげたい」と語り、口元を引き締めた。
92年のバルセロナ五輪に出場。2009年から11年までJOCのスポーツ指導者海外研修員として渡米し、監督候補として期待された。しかし、12年のロンドン五輪を目指していた全日本男子コーチ時代、不倫問題で、協会から口頭注意処分を受け、「バレーボール界に非常にご迷惑をおかけした」。
その後の3年間、古巣の堺の試…