勤務先の大阪府東大阪市立総合病院(現・市立東大阪医療センター)から約3300万円を着服したとして、大阪府警は24日、元医事課総括主幹の繁田敬治容疑者(58)=懲戒免職、同市=を業務上横領容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
捜査2課によると、繁田容疑者は同病院の総括主幹だった昨年4~12月、患者37人に医療費を還付するように装い、窓口の職員から現金を預かって、着服した疑いがある。窓口の職員には「医療事故対策で必要な還付金だ」とうそを言い、窓口に虚偽の請求書を提出。不正に得た現金は、交際女性への贈り物代や遊興費に充てていたという。
繁田容疑者の逮捕は4度目。大阪地検は今月14日、約1200万円の業務上横領罪で起訴した。