静岡県伊東市の干物店で2012年12月、女性社長と男性従業員の遺体が業務用大型冷凍庫から見つかった事件の裁判員裁判で、静岡地裁沼津支部(斎藤千恵裁判長)は24日、強盗殺人罪に問われた同店元従業員・肥田公明被告(64)=同市大原3丁目=を求刑通り死刑とする判決を言い渡した。肥田被告は一貫して無罪を主張していた。
干物店強盗殺人事件、被告は無罪主張 「殺していない」
肥田被告の起訴内容は、同市の「八八ひもの」(現在は閉店)で12年12月18日夜、社長の清水高子さん(当時59)と従業員の小淵慶五郎さん(当時71)の首を刃物で突き刺すなどしたうえ、業務用大型冷凍庫に2人を閉じ込めて出血性ショックで殺害し、売上金など約40万円を奪ったというもの。