「恋ダンス」を踊るロボホン(シャープ提供)
電話ができるだけでなく、歌ったり踊ったりするシャープのロボット型携帯電話「ロボホン」が、にわかに話題になっている。TBS系の人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)の13日の放送で、「恋ダンス」を披露。ロボホンを紹介するシャープの動画サイトが同日夜につながりにくくなるほど、アクセスが殺到した。
逃げ恥は、新垣結衣さんが演じる主人公・森山みくりが、星野源さんが演じる独身サラリーマン津崎平匡(ひらまさ)と家事代行の「契約結婚」をするというドラマ。エンディングで主題歌に合わせて出演者が踊る「恋ダンス」も人気となった。
ロボホンは津崎家の本棚に置かれるなど第1話から「出演」していたが、13日の第10話ではドラマの中で「恋ダンス」を披露した。シャープによると、ドラマのプロデューサーから「ロボホンに恋ダンスを踊ってほしい」と依頼があり、撮影までの数日の間で開発担当者らがダンスの動きを覚えさせたという。
シャープは20日まで、ユーチューブ(
https://www.youtube.com/watch?v=wNhxsziNtUA
)で「恋ダンス」の動画を公開する。ダンスの音楽の著作権の問題で、市販のロボホンは「恋ダンス」はできないという。シャープの担当者は「ロボホンの注文が少なからず入っている」と話し、逃げ恥の人気に驚いていた。(新宅あゆみ)