会見する米林宏昌監督(左)と西村義明プロデューサー
スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を手がけた米林宏昌監督が、ジブリのスピリットを受け継いだ新作長編アニメ「メアリと魔女の花」を来夏に公開する。製作・配給する東宝が15日、会見で発表した。
ジブリが長編制作を休止したため、同社で「かぐや姫の物語」「マーニー」を手がけた西村義明プロデューサーが新会社「スタジオポノック」を設立し、制作にあたる。
会見した西村プロデューサーは「映画をもう1本作りたいという米林監督にこたえるため、2人で新スタジオを立ち上げた。ジブリの血を継いだ作品を作るには、新たなスタジオがふさわしいと考えた」と話した。制作中の「メアリ」のスタッフの8割は、ジブリ出身かジブリ作品を手がけた経験があるという。
原作は、イギリスのメアリー・スチュアートが1971年に発表した児童文学「The Little Bloomstick」。赤毛にそばかす、11歳の平凡な女の子メアリが、奇想天外な冒険に巻き込まれる。
「『マーニー』で米林監督は女…