繁華街にオープンしたグローの旗艦店=仙台市青葉区一番町4丁目
世界に先駆けて仙台市内で先行発売された新型たばこ「グロー」の人気が過熱気味だ。取り扱うコンビニでは品薄状態が続き、青葉区の繁華街に16日オープンした旗艦店には前夜から行列も。客同士の「争奪戦」からトラブルとなり、警察官が出動する事態にもなっている。
グローは今月12日、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英)の日本法人が発売を開始した。本体の加熱機器に専用のたばこを挿入し、発生した蒸気を吸う仕組みだ。紙巻きに比べ臭いは大幅に少なく、灰が出ない。有害物質も約9割減らした、と同社は説明する。先行商品に比べ、1回の充電で吸える本数が多いのが特徴という。
SNSなどでは発売前から話題になっており、仙台市内のコンビニやたばこ店約600カ所で発売されると客が殺到。「売り切れ」の貼り紙を下げる店が相次いでいる。仙台三越にほど近い旗艦店「グローストア」ではオープンを待つ人の行列を受け、整理券を予定より3時間半繰り上げて朝4時に配った。