給食を無償にしている市町村
公立小学校や中学校の給食を無償で提供する自治体が、全国で少なくとも55市町村あることが朝日新聞社の調査でわかった。うち半数以上がこの3年間で無償化。さらに2市町が来春から始める。大半が、家計の負担軽減による子育て支援や少子化対策として取り組む。
給食無償化、自治体が渋るのは 「未納」は解消するが…
朝日新聞社が全都道府県教育委員会に実施市町村を尋ねたうえで、個別市町村に取材し、12月1日時点の状況をまとめた。
給食費を全額補助して無償にしているのは北海道三笠、栃木県大田原、滋賀県長浜、兵庫県相生の4市と28町23村。人口1万人未満の市町村が4分の3を占める。大半は小中学校とも実施しており、小学校のみは2市1町1村。
開始時期は2015年度が14町村と最も多く、14年度が9町村、今年度が7市町村だった。さらに、来年4月から群馬県みどり市と鹿児島県長島町が予定している。
今年度の予算規模(対象人数)…