大阪府が2025年の誘致をめざす国際博覧会(万博)について、16日に始まった国の検討会では、開催テーマ自体とともに、その英語での表現が重要な議題になりそうだ。経済産業省は英語で表した三つの素案を検討会に提示。国際的な誘致競争をにらみ、開催の意義をいかに英語でアピールできるか検討していくという。
大阪万博
経産省は16日にあった有識者らによる「国際博覧会検討会」の初会合で、府が提示したテーマ「人類の健康・長寿への挑戦」(英訳=Our Health,Our Future)の対案として、「Well-being for All」など英語で表したテーマ3案を説明。和訳も資料に記したが、口頭では説明しなかった。
3案はいずれも「健康・長寿」の方向性は維持しているが、「心や体の健康だけでなく、貧困や格差など社会全体の健康にも裾野を広げていくべきだ」と、検討会ではこの3案をたたき台として議論するという。
検討会では、委員からも英語で開催理念を考える意見が相次いだ。
「英語でHealthはちょっ…