東京都の小池百合子知事が、夏の都議選で自身の政治塾などから全42選挙区に近い40人規模の候補者擁立をめざしていることがわかった。単独過半数には届かないが、対立する都議会自民党の議席を奪い、最大会派となって主導権を握ることを狙う。1月下旬にも第1次公認候補を発表する。
特集:小池都政
関係者によると、擁立するのは、小池氏が塾長を務める政治塾「希望の塾」の塾生や現職都議ら。一部にはすでに公認予定の通知を出した。7日の筆記試験や、面談などを通して正式に公認を決める。
都議会(定数127)は最大会派の自民党(離脱表明の3人を除き57人)と公明党(23人)で過半数(64人以上)を占める。
小池氏は昨年12月、都議選への候補者擁立を表明。所属する自民党は離党せずに、塾を運営する政治団体「都民ファーストの会」として公認する案が有力だ。都選挙管理委員会によると、政治団体の公認候補は既存の政党と同様、ポスターなどに団体名を記すことができる。
今後、自民の有力都議がいる選…