バスの安全運転支援システムのイメージ
運転手の健康状態と車両情報を計測し、居眠りしそうになったら警告を出す仕組みを、大阪電気通信大や京都産業大などのグループが開発した。「みなと観光バス」(神戸市)の神戸市内を走る路線バスで、実証実験を進めている。
運転手の居眠りや注意力散漫による重大事故は社会問題になった。眠気や注意力の状態をつかむため、研究グループは運転席の背もたれに薄い生体センサーを設置。体に触れずに、マイクロ波で運転手の呼吸状態と心拍数を測れるようにした。腕時計型や耳たぶにつける肌に接触するセンサーより、運転手に違和感を与えずに済むという。
運転手の呼吸数や心拍数が基準値以下になると、居眠りなどの恐れが高まったとして、レベルに応じて運転席のLEDランプが黄色や赤色に光り、注意する。
また、生体センサーの情報と、…