雪崩で亡くなった栃木県立大田原高校の2年生の生徒2人の通夜が29日夜にあった。
栃木・那須の雪崩事故
那須塩原市の浅井譲(ゆずる)さん(17)の通夜は市内の葬祭場であり、制服姿の同級生や喪服姿の親族たちが多数参列した。中学校の同級生だった女子生徒(17)は「譲君が亡くなったのをニュースで聞いて、すごいショックだった。頭が良くてすごく優しかった。高校入試のときも勉強を教えてくれた。これまで本当にありがとうと伝えたいです」。
那須町の鏑木(かぶらぎ)悠輔さん(17)の通夜も町内であり、午後6時ごろになると、会場に入りきれないほどの人が集まった。中学校で同じ野球部だった男子生徒(17)は「登山講習会の前日に、たまたま電車で会った。いつも通りでした。お前の分まで頑張るから、と声をかけたい」と話した。