「トルクメニスタン 健康と幸福の国」のパンフレットに掲載された筋力トレーニングをするベルドイムハメドフ大統領の写真
中央アジア5カ国との外相会談に出席する岸田文雄外相に同行し、外国人の入国制限が厳しい未知の国、トルクメニスタンを初めて訪れた。
西はカスピ海を臨み、南をイランとアフガニスタンに接する。旧ソ連からの独立後、20年以上にわたり最高指導者を務めたニヤゾフ前大統領の後を継ぎ、ベルドイムハメドフ大統領が強大な権力を握る。観光ビザを申請するにも旅行日程と付き添いガイドの事前申請が必要で、外国人の入国が難しい国だ。
記者はイスタンブール経由で4月30日未明に首都アシガバートに入った。空港内にあった「トルクメニスタン 健康と幸福の国」と題した写真集をめくると、卓球に乗馬、水上バイク、筋力トレーニングまで、あらゆるスポーツを汗一つかかずにこなすベルドイムハメドフ大統領の写真が満載なのに驚いた。
空港を出て片側3車線の広い道…