米国のフリン前大統領補佐官=AFP時事
トランプ米政権のフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日、昨年の米大統領選へのロシアの介入を巡る問題を調べている上院情報特別委員会の召喚を拒否する意向を伝えた。同日付でフリン氏の弁護士が議会宛てに提出した書簡で明らかになった。
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「ロシア疑惑」を巡っては、ロシア側とトランプ大統領陣営との癒着があったかどうかが焦点となっている。ロシア企業から報酬を受け取ったことが明らかになっているフリン氏は疑惑の重要人物とされる。カギを握るフリン氏が特別委の調査への協力を拒んだことで、疑惑の解明が長期化する可能性が出てきた。
書簡でフリン氏の弁護士は、フリン氏が証言をする代わりに訴追の免除を求める刑事免責を求めている。刑事免責が保証されなければ、自身に不利な証言を拒むことができる権利を認めた合衆国憲法修正第5条に基づき、議会証言や文書提出を拒否する考えを示している。
フリン氏は、駐米ロシア大使と…