ブータンを訪問中の秋篠宮家の長女、眞子さま(25)は2日、首都ティンプーにある政府機関と僧院を兼ねた建物「タシチョゾン」で、ワンチュク国王夫妻を表敬訪問した。
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眞子さま、婚約へ
眞子さまは淡い黄色の生地に、マツやウメ、キクの刺繡(ししゅう)が施された振り袖姿。面会は非公開で、竹歳誠・首席随員によると、国王は「この度おいでいただきましたことを大変うれしく思います」と歓迎し、王妃は眞子さまの訪問直前から天気が好転したことについて「眞子内親王殿下が太陽を連れてきてくださった」と話したという。
眞子さまは、天皇陛下からの言葉として「この度の花の博覧会を契機に日本とブータン王国の友好関係がますます進められることを希望します」と伝えた。その後、タシチョゾン近くの王宮で、国王主催のプライベートな昼食会が開かれた。
面会に先立ってタシチョゾンの中庭で行われた歓迎行事では、笛や太鼓を演奏する音楽隊と舞踊隊計約60人が眞子さまを先導。眞子さまは、コメで花柄に装飾されたじゅうたんの上を進み、国王の執務室がある棟に入った。
国王夫妻は2011年11月に国賓として来日しており、皇居で開かれた宮中晩餐(ばんさん)会には、前月に成年になったばかりの眞子さまも出席している。(ティンプー=中田絢子)