女子シングルスで日本勢48年ぶりのメダルを確定させ、笑顔を見せる平野
ドイツ・デュッセルドルフで開催中の卓球の世界選手権で3日、17歳の平野美宇(エリートアカデミー)が女子シングルス準決勝で、昨年のリオデジャネイロ五輪女王で世界ランク1位の丁寧(中国)に挑む。前日に日本勢48年ぶりのメダルを確定させた平野が決勝進出をかけた試合は、日本時間3日午後7時半開始予定。
2日の準々決勝。2012年ロンドン五輪銅メダルのフェン・ティアンウェイ(シンガポール)をストレートで破ると、平野は両手を突き上げて小躍りした。「おばあちゃんになった時に、孫に自慢できると思うのでうれしい」と笑った。
おっとりタイプだったが2年前、リオ五輪の代表を逃した後、別人のように強気に変わった。今年1月の全日本選手権を史上最年少で制した時は「試合に勝つのがスポーツ選手。嫌われても良いんです」と言い切った。最近のお気に入りは、大好きなアイドルグループ「欅坂46」の「不協和音」の歌のこんな一節だ。「嫌われたって、僕には僕の正義があるんだ」。今大会も試合前に聴いていた。
昨年のリオ五輪。幼い頃からダ…