5月30日の試合終了後、スタンドのサポーターの歓声に応える川崎のメンバー=角野貴之撮影
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の組み合わせ抽選が6日、クアラルンプールであり、日本勢は初優勝を目指す川崎と、2007年以来2度目の優勝を狙う浦和が直接対決することが決まった。
初戦は8月23日で川崎のホーム、第2戦は9月13日で浦和のホームとなる。勝者は準決勝で、広州恒大と上海上港との勝者と対戦する。
■ACLの決勝トーナメントでの日本勢対決
2008年 準決勝 ○ガ大阪―浦和
2009年 決勝トーナメント1回戦 ○川崎―ガ大阪
2009年 準々決勝 ○名古屋―川崎
2011年 決勝トーナメント1回戦 ○セ大阪―ガ大阪
鬼木監督(川) 「今年の浦和は昨年以上に強いので我々が勝ち進めば、遅かれ早かれ戦うことになると思っていた。強い気持ちをもって川崎らしいサッカーで戦いたい」
小林(川崎) 「アジアでも日本でも戦うサッカーは同じ。日本勢同士で当たるのは残念だが、互いに良い試合をして勝ち上がっていきたい」
ペトロビッチ監督(浦)「日本勢同士ということで、互いをよく知る中での対戦。非常に難しい厳しいゲームになる」
阿部(浦) 「ここまで勝ち残っているチームはどこも力がある。自分たち自身はもちろん、ファン・サポーターの力も信じて戦い、ベスト4へ勝ち上がりたい」
槙野(浦) 「代表活動に集中していたので、抽選のことは頭にまったくなかった。日本勢として両チームとも勝ち残れればと思っていた。本音を言えば一番やりたくない相手。戦い方、個々の特徴を互いに分かっているだけに、やりづらさはある」
遠藤(浦) 「(報道陣から組み合わせを伝えられて)川崎になったんですか。ここで日本のチームとあたるとは思っていなかった。勝ち進めば、そういうこともあると思っていた。移動を考えればいいのかなと思うが、できれば次のベスト4で日本チーム同士でやりたい思いがあった。良い準備をしたい」