民進党の蓮舫代表の辞任表明を受け、党内では28日朝から、次期代表選びに向けた動きが活発化した。前原誠司元外相と枝野幸男元官房長官らを推すグループがそれぞれ協議を重ねており、両氏は近く立候補を表明する見通し。党は同日、臨時役員会を開き、9月上旬までに代表選を終える方針を確認した。
松野頼久元官房副長官が率いるグループは28日午前、都内に集まり、前原氏の立候補に向けた意見交換を重ねた。枝野氏も同日午前、同氏の立候補に期待している赤松広隆前衆院副議長と会談。立候補に向けた支援や、段取りなどを確認したものとみられる。
党は蓮舫氏が27日に代表辞任を表明したことを受け、代表選の実施方法などについて検討を開始。昨年9月の代表選と同様、国会議員だけでなく党員・サポーターも投票に参加する方向で検討を進める。