男子の最終滑走で得点が伸びず謝る宇野昌磨(左から2人目)。三原舞依(左端)、本田真凜(右から2人目)、織田信成も手を合わせた=遠藤啓生撮影
日本、北米、欧州の3チームがアマプロ混合の男女2人ずつのフリー合計点で競うフィギュアスケートのジャパンオープンが7日、さいたま市であり、日本は合計614・93点で2位となり、3連覇を逃した。優勝は欧州で615・35点、3位は北米で572・95点だった。
フィギュア特集 Kiss and Cry
女子で得点トップは世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)で、手を上げて回転するジャンプを次々と決め、152・08点を挙げた。「もっとよい滑りをして、一つの芝居になるようにしていきたい」と話した。
女子の2位は三原舞依(シスメックス)。すべてのジャンプの出来栄え点(GOE)で加点を得て、非公認ながら、4月に世界国別対抗戦(東京)で出した自己ベストを上回る147・83点をマークした。今季シニアデビューした本田真凜(大阪・関大高)は2連続3回転ジャンプをきれいに決め、133・41点で同5位だった。
昨季の世界選手権男子銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)は、冒頭の4回転ループを成功させたものの、後半の4回転フリップで転倒するなど全体的にジャンプの精彩を欠き、175・45点で男子3位にとどまった。男子の得点トップは世界選手権2連覇経験者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)で、トーループとサルコーの2本の4回転を決め、189・47点。2013年に引退した織田信成は4回転トーループを2本決め、158・24点で男子4位だった。
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①欧州615・35点(フェルナンデス189・47点、バイチェンコ128・52、メドベージェワ152・08、ザギトワ145・28)②日本614・93(宇野昌磨175・45、織田信成158・24、三原舞依147・83、本田真凜133・41)③北米572・95