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宮原知子、苦しんだ1年の最後は喜び ジャンプ全て着氷

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-12-24 10:26:28  点击:  切换到繁體中文

 

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女子フリーの演技後、ガッツポーズする宮原知子=白井伸洋撮影


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(23日、フィギュアスケート・全日本選手権女子フリー)


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宮原知子が泣いた。つられて浜田美栄コーチも泣いた。


最後のレイバック・スピンで曲調が明るくなる。「蝶々夫人」は、男性が自分のもとを去ったと感じた女性が命を絶つ悲劇。しかし、宮原のフリーは違う。


演技の最後は「天国で、幸せになる」場面だ。苦しんだ自身のこの1年も、喜びで締めくくった。


昨季の全日本で3連覇を達成した頃、左股関節を疲労骨折していた。歩くとき、左足を外側から回して前に持ってきていた。


今夏、風邪をひいたと思ったら、捻挫。練習量を増やすと疲れ、休んだ。まともにジャンプ練習を始めたのは10月。浜田コーチに「5年後を目指そう。それでも五輪にいけるよ」と声をかけられた。


その言葉をじっと聞いていた宮原は、諦めていなかった。言葉をかけてきた恩師への感謝の思いが支えでもあった。


小学1年生の頃から京都に住み、浜田コーチに習い始めた。宮原は「ここまで来ることができたのも先生たちのおかげ。試合で結果を出すことで、喜んでもらえるように頑張りたい」。田村岳斗コーチから贈られたキャリーバッグと、浜田コーチからもらった小物入れは、お守りのようにかならず試合に持ち込んだ。


「ここで克服できなければ代表の権利はない」と全てのジャンプを着氷した。「楽しみで仕方ない」という夢の舞台に、師と共に立つ幸せな日が待っている。(後藤太輔)



みやはら・さとこ 関大在学中。15年世界選手権2位。グランプリ(GP)シリーズは15年のNHK杯で初優勝し、通算2勝。GPファイナルは15、16年に2位。16年四大陸選手権優勝。今季は左股関節疲労骨折から復帰し、GPのスケートアメリカを制した。全日本選手権は4連覇。152センチ。19歳。京都府出身。




 

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