立憲民主党の枝野幸男代表は21日、新潟県の米山隆一知事の辞職にともなう知事選で、原発再稼働を最大の争点と位置づけるとともに、野党共闘による統一候補の擁立に前向きな姿勢を示した。札幌市内で開いた集会で語った。
立憲は「原発ゼロ」を掲げる。知事選への対応を問われた枝野氏は「原発問題を最大の争点にしなければならない選挙。考え方の共通する皆さんと候補者を1人にしぼって取りに行きたい」との考えを表明した。
2016年の前回知事選では、共産、社民、自由の推薦を受けた米山氏が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重姿勢を示して支持を広げ、与党の推薦候補を破って当選した。原発再稼働の是非を争点とすることに、枝野氏は「地域における最大の課題が、国政の課題と密接に結びつく特殊なケース」と述べた。