平壌で9日、党会合を仕切る金正恩朝鮮労働党委員長。朝鮮中央通信提供=ロイター
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日未明、板門店で同日行う南北首脳会談に出席するため、平壌を出発した。朝鮮中央通信が27日朝、伝えた。
同通信は会談について「民族分断史上、初めて南側地域で行われる」と指摘。「最高指導者同志は27日午前9時(日本時間同9時30分)、板門店分離線を越えて文在寅(ムンジェイン)大統領と会い、歴史的な会談を行う」とした。
正恩氏の日程について「北南関係を改善し、朝鮮半島の平和と繁栄、統一につながる問題について虚心に議論する。記念植樹をし、歴史的会談の結果を発表し、文大統領の主催する夕食会に出席後、平壌に戻る」と伝えた。
朝鮮中央通信はこの報道の約30分後、記念植樹や会談結果の発表、夕食会などの日程を除いた記事を改めて報道した。(ソウル)