サッカー・スペイン１部リーグの名門バルセロナからＪリーグ１部ヴィッセル神戸に完全移籍したスペイン代表ＭＦアンドレス・イニエスタ（３４）が２６日、ノエビアスタジアム神戸（神戸市兵庫区）で開かれた歓迎イベントに登場し、本拠のファンに向けてあいさつした。

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入団発表からわずか２日、イベントの告知が直前だったにもかかわらず、入場無料ということもあって午前９時の一般開場を前に長蛇の列ができた。イニエスタはファンに手を振りながら登場。「私にとって大きな挑戦。たくさん練習して多くを学び、神戸をより偉大なクラブにしたい。ベストを尽くし、Ｊリーグ優勝、アジア制覇したい」と意気込みを語った。

イニエスタは２０１０年ワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会決勝でスペインを初優勝に導く決勝ゴールを決めるなど、これまでＷ杯に３大会連続で出場。６月開幕のロシア大会でも主力として期待される世界屈指の司令塔だ。海外メディアなどによると年俸は推定２５００万ユーロ（約３２億５千万円）。日本でのプレーはＷ杯後で、早ければ７月２２日に本拠である湘南ベルマーレ戦になる見込みだ。（有田憲一）

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アンドレス・イニエスタ １９８４年、スペイン南東部アルバセテ出身のＭＦ。２００６年ワールドカップ（Ｗ杯）でスペイン代表デビュー。欧州選手権は０８年、１２年優勝。代表では通算１２５試合に出場し、１３得点。６月開幕のＷ杯ロシア大会にも選出されている。所属は１２歳から今季退団するまでスペインの名門、バルセロナ一筋。バルセロナでは欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）を４度制し、国内では１部リーグ９度、国王杯６度の優勝。Ｗ杯、欧州ＣＬ、欧州選手権のいずれも決勝でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。