夏場所に向けて稽古する栃ノ心
大相撲の関脇栃ノ心(30)=本名レバニ・ゴルガゼ、ジョージア出身、春日野部屋=が大関に昇進することになった。夏場所(東京・国技館)千秋楽の27日、日本相撲協会審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)が栃ノ心の取組が行われる前に、昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承されたと明言した。場所後の30日、名古屋場所の番付編成会議と合わせて行われ、正式に昇進する。
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大関昇進の目安は「直近3場所を三役で33勝」とされる。栃ノ心は初優勝した今年1月の初場所から夏場所14日目までで36勝。初場所は平幕だったが、抜群の安定感に加え、相撲内容の良さも高く評価されていた。先場所は鶴竜、今場所は白鵬と、横綱にも勝っている。