西日本豪雨により、広島県では少なくとも5千カ所以上で斜面崩壊が発生したことを、広島大のグループが突き止めた。通常の雨では起きない山頂近くの崩壊もあった。 被災地のために今できること…西日本豪雨支援通信 西日本豪雨、列島各地の被害状況は 国土地理院が公開している航空写真をもとに分析をした。斜面崩壊は通常、尾根から流れてきた水が集まる山の中腹で始まることが多い。しかし、今回の豪雨では、山頂近くから斜面崩壊が始まったケースも多く、それだけ雨量が多かったとグループはみている。 斜面は花崗岩(かこうがん)または流紋岩でできており、いずれも崩壊が確認された。流紋岩は斜面崩壊が起こりにくいとされているが、「長時間かけて風化した層ができていたのだろう」と後藤秀昭准教授は話す。 分布図は日本地理学会のホームページで紹介している。 http://ajg-disaster.blogspot.com/2018/07/3077.html
(瀬川茂子) |
広島の斜面崩壊、5千カ所以上で発生 広島大グループ
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