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各地で猛暑日、豪雨被災地も 広範囲で厳しい暑さ続く

連日の厳しい暑さは22日も各地で続いた。全国927の観測地点のうち、西日本豪雨の被災地も含め、237地点で最高気温が35度以上の猛暑日、667地点で30度以上の真夏日となった。気象庁は、今後1週間程度は広い範囲で猛暑日となりそうな地域があるとして、こまめな水分補給や冷房の利用など、熱中症への十分な注意を呼びかけている。


気象庁によると、最高気温が全国で最も高かったのは岐阜県郡上市の39・8度。名古屋市でも39・5度など愛知、岐阜両県の計6地点で39度を超えた。東京都心も35・6度で今年最高を記録した。また、宮城県名取市37・3度や栃木県那須町31・8度、岐阜県郡上市39・8度、滋賀県米原市36・2度、京都府舞鶴市38・8度、鳥取県智頭町38・2度など各地で観測史上最高を更新した。


埼玉県では熱中症によるとみられる2人の死者が出た。午後4時40分ごろ、川越市に住む男性(78)の家族から「意識がない」と119番通報があり、男性は病院に搬送されたが1時間後に死亡した。午後5時50分ごろには、吉川市に住む女性(67)の家族から119番通報があり、女性は搬送先の病院で亡くなった。


東京消防庁管内(稲城市と島嶼〈とうしょ〉部を除く東京都)では22日午後3時半現在、熱中症とみられる症状で5~101歳の計138人が救急搬送された。うち、50代男性が重篤、60~80代の男女4人が重症という。一方、21日の管内の救急出動件数は3091件で、1日あたりの出動件数としては救急業務を始めた1936年以降で最多だった。このうち熱中症の疑いがある搬送者数は311人だった。


西日本豪雨で被災した広島県東広島市河内町では、男性(63)が、18日に自宅の片付け作業をした後、熱中症とみられる症状で死亡していたことがわかった。東広島市によると、男性は歩いて避難先に戻る途中で倒れていたという。


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