西日本鉄道は20日、バスの男性運転手(55)がスマートフォンを操作しながら運転し、自社の別のバスに追突する事故を起こしたと発表した。
西鉄によると、運転手は20日午後4時ごろ、福岡市中央区の市道で、赤信号で止まっていたときにスマホを操作。隣の車が前進したのにつられて、前方を確認せずに発進させ、前にいた自社の別のバスに追突したという。当時はどちらのバスも回送中で乗客はおらず、けが人もなかった。
西鉄は運転中、スマホを運転席上部の棚に保管する決まりだが、追突した運転手は決まりを守っていなかった。今後、グループの各運転手全員と個人面談をしてスマホの保管について徹底させるという。同社は「深くおわび申し上げる。教育を再度徹底し、再発防止に努める」とコメントしている。(女屋泰之)