「健康で文化的な最低限度の生活」主演 吉岡里帆(25)
肩をすぼませ、ストローでウコン入りのジュースを飲む姿が愛らしくて、思わずうどんのCMがダブる。耳をつけてキツネに化けたかと思えば、車のCMではちびまる子ちゃんに変身。今期の連続ドラマでは打って変わり、生活保護受給者と向き合うケースワーカーになる。
「健康で文化的な最低限度の生活」で、主人公の義経えみるを演じる。安定と平凡を求めて公務員になったはずが、区役所生活課に配属され、受給者それぞれの人生と向き合うことに。命を守る「最後の砦(とりで)」として支援に奔走する。
タイトルは、人間が人間らしく生きる権利をうたう憲法25条の一節だ。賛否両論ある生活保護制度がテーマなだけに、はじめは「自分がこの問題をどこまで表現できるんだろう、どこまで受け入れてもらえるんだろうっていう不安があって、挑戦するか迷った」。
思い出したのは、3年前に映画…