愛媛県内で仮設住宅の建設工事が始まり、県職員らが24日、大洲市と西予市の建設地で確認作業にあたった。西日本豪雨で大きな被害を受けた広島、岡山、愛媛の3県での仮設着工は初めてで、県は8月下旬の完成を目指す。
被災地のために今できること…西日本豪雨支援通信
西日本豪雨、列島各地の被害状況は
愛媛県では23日から工事に着手。45戸が造られる大洲市の徳森公園では24日、住宅を建てる位置に張られた縄が設計通りかどうかなどを県職員が確認し、午後から資材が運び込まれる。
大洲、西予両市では、木造平屋1DK~3DKの仮設住宅が4カ所に計158戸建てられることになっている。これに加え、宇和島市でも建設される予定。
愛媛県によると、県内では23日時点で43避難所に408人が避難中。大洲、宇和島、西予の3市では、建設型の仮設住宅に計311戸、民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設住宅」に計72戸の入居希望があったという。