安倍晋三首相は5日、西日本を中心とした豪雨で被災した広島県を訪れた。熊野町の避難所、呉市の行方不明者の捜索現場や応急仮設住宅の建設地を視察。記者団に「広範な地域で甚大な被害が発生した今回の豪雨災害で見えてきた課題を踏まえ、万全な災害対応に全力を尽くす」と述べた。
首相は、インフラ復旧や災害廃棄物の処理は「着実に前進している」とする一方、被災者の生活再建や中小企業などの事業再開を支援する必要性を強調。政府が取りまとめた総事業費1058億円の支援策を「ただちに実現に移す」とした。広島県視察は先月21日に続いて2回目。