日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学研究所(茨城県東海村)で今月6日、作業員1人が放射性物質プルトニウムに汚染されたことがわかった。左あごに約5ベクレルの汚染が確認された。すぐに除染し、内部被曝(ひばく)もなかったという。
機構によると、機器の分解作業後の検査で、作業員が汚染されていることが確認された。あごの皮膚のほか、作業着のひざ部分から約33ベクレルの汚染が確認された。同じ場所で作業していた他の6人に汚染は確認されなかった。
機構の施設では、昨年6月に大洗研究所(当時は大洗研究開発センター、同県大洗町)で作業員5人が被曝する事故があった。(川田俊男)