米ワシントン・ポスト紙は27日、複数の米政府高官の話として、今週に予定されていたポンペオ米国務長官の訪朝が直前に中止されたのは、北朝鮮から「好戦的」な書簡が届いたからとの見方を報じた。
ポンペオ氏の訪朝中止を指示 トランプ大統領がツイート
ポンペオ氏は23日、北朝鮮政策特別代表に就任する米自動車大手フォード・モーター副社長のスティーブン・ビーガン氏とともに今月下旬に訪朝すると公表。しかし、同紙によると、翌24日朝、金英哲(キムヨンチョル)・朝鮮労働党副委員長からポンペオ氏宛てに書簡が届いた。
CNNによれば、書簡は、非核化が進展しないのは「米国が(北朝鮮との)平和協定の締結に向けて取り組まず、北朝鮮の期待に応えていないからだ」と主張。非核化交渉は「危機に面しており、瓦解(がかい)の恐れもある」といった内容だったという。ホワイトハウスでトランプ大統領と検討し、訪朝を取りやめるに至ったという。トランプ氏はその日の午後のツイートで「現時点では、朝鮮半島の非核化に関して重要な進展が見られないからだ」として、訪朝中止を指示したことを明らかにした。
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