子どもの腹をすれ違いざまにひざ蹴りしたとして、福岡県警は16日、福岡市南区弥永4丁目の九州大大学院准教授、宮沢健介容疑者(37)を暴行容疑で逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。
東署によると、宮沢容疑者は16日午後7時15分ごろ、福岡市東区箱崎1丁目の筥崎宮の参道脇で、博多三大祭りの一つ「放生会(ほうじょうや)」に来ていた同市中央区の家族連れとすれ違う際、男児(5)の腹部を1回ひざ蹴りした疑いがある。
男児の父(39)が宮沢容疑者を追いかけ、約100メートル先の路上で取り押さえた。調べに「何かにぶつかったのは事実だが、わざと蹴ったわけではない」と否認しているという。
宮沢容疑者が所属する九州大大学院経済学研究院の磯谷明徳院長は「本学の職員がこのような事件を起こしたことについておわび申し上げます」とのコメントを発表した。