ヘルメットを脅しとったとして、警視庁は住所不定で指定暴力団住吉会系組員の男(23)と東京都北区の暴走族の少年(17)ら計5人を恐喝などの疑いで逮捕し、19日発表した。ヘルメットは内側の緩衝材がコルク製。暴走族に好まれているタイプといい、縄張り内で勝手にかぶることを許さない「おきて」があり、同様の事件は「コルク狩り」と呼ばれているという。
少年事件課によると、逮捕容疑は4月30日夜~5月1日未明、北区の路上でコルク製のヘルメットをかぶってバイクに乗っていた少年(16)を呼び止めて公園に無理やり連れて行き、「北区はシマだから、次、コルクをかぶったら殺す勢いでやるから」と脅し、ヘルメットを奪うなどしたというもの。認否は明らかにしていない。