米中双方が高関税措置の第3弾を発動して一夜明けた25日、中国商務省や財務省など経済官庁の6人の次官らが記者会見し、米国を批判し、中国の正当性を訴えた。米国が貿易紛争をエスカレートさせるなか、中国は自らへの「保護主義」との指摘を払拭(ふっしょく)し、国際世論を味方につけようと宣伝工作を強めている。
会見には中国だけでなく、米国や日本、ロシアなど各国の記者が出席した。
米中通商協議の中国側代表として交渉に当たった王受文商務次官は、米国から持ちかけられた米中通商協議の再開について、「首に刃を突きつけられる状況で、どうやって話し合おうというのか」と主張。米国が第3弾発動に向かうなかでの提案には、応じなかったことを明らかにした。
また、王氏は、米国が制裁の根…