ポンペオ米国務長官は7日、平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した。韓国大統領府によれば、ポンペオ氏と正恩氏は、6月にシンガポールで開かれて以来2回目となる米朝首脳会談を可能な限り早期に開くことで一致した。米国務省報道官の声明によると、正恩氏は5月に行われた豊渓里(プンゲリ)核実験場の爆破が「不可逆的」な廃棄であることを確認させるため、査察官を招待する考えを示したという。米朝関係筋によると、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の廃棄と、実質的に米国の連絡事務所の役割を果たす拠点を平壌に置くことなどが、首脳会談の議題として浮上している。
平壌に米国の連絡事務所で「取引」 北朝鮮、次の狙いは
ポンペオ氏は、昼食をともにしながら正恩氏と会談した。韓国大統領府によれば、ポンペオ氏は訪朝後に訪れたソウルで文在寅(ムンジェイン)大統領と会談した際、「(正恩氏と)非常に良い生産的な対話を交わした。我々がやるべきことは相当多いが、本日さらに一歩進んだと評価できる」と語った。
一方、トランプ米大統領も7日午前(米国時間)、「ポンペオ米国務長官は今日、平壌で金委員長と良い会談をした。シンガポールでの米朝首脳会談の合意をもとに進展があった! 近い将来、金委員長と会うことを楽しみにしている」とツイートした。
ポンペオ氏の訪朝は、米中央情…