北朝鮮の朝鮮中央通信は8日朝、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が7日にポンペオ米国務長官と会談し、2回目の米朝首脳会談の早期開催で合意したと伝えた。正恩氏が米朝首脳会談開催に強い意欲を示したとしたが、北朝鮮の非核化をめぐる詳しいやり取りについての説明はなかった。
同通信によれば、正恩氏はポンペオ氏と百花園(ペックヮウォン)迎賓館で会談し、昼食もともにし、非核化を解決する具体策や懸案事項について意見交換した。米朝再会談をめぐる問題について、双方の首脳の考えをお互いに伝えたという。会談の議題や場所、時期について協議したとみられる。
報道によると、双方は、首脳会談の開催をめぐる実務協議を早期に始めることでも合意した。正恩氏は、再会談では、「全世界の焦眉(しょうび)の関心事項になっている問題の解決と、前回の会談で提起された目標達成に、必ず大きな進展がある」という意志と確信を表明したという。正恩氏は、トランプ米大統領やポンペオ氏の外交活動を高く評価したという。
百花園迎賓館は、北朝鮮最高の迎賓館で、9月の南北首脳会談の際には文在寅(ムンジェイン)韓国大統領らも宿泊した。米朝再会談を実現したい北朝鮮の意欲の表れといえそうだ。
また、北朝鮮の国内用メディア…