耐震改修工事を終えた京都四條南座(京都市東山区)が1日、約3年ぶりに再開場した。この日開幕した歌舞伎公演「吉例顔見世(かおみせ)興行」を見ようと、大勢のファンが訪れた。
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午前10時の開場前に、正面玄関では「一番太鼓」が披露された。場内に入った観客は、新しくなったいすの感触を確かめたり、破風(はふ)や折り上げ格天井(ごうてんじょう)などの特徴を残しながらきれいになった内装を見て回ったりした。午前10時半に開演し、歌舞伎十八番の一つ「毛抜(けぬき)」が上演された。
顔見世興行は25日まで。12月も別の演目で顔見世興行が開かれる。(向井大輔)