大腸がんで人工肛門、お酒も恋愛もやめた 内田春菊さん——贯通日本资讯频道
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大腸がんで人工肛門、お酒も恋愛もやめた 内田春菊さん

4カ月で体重が10キロ落ちた。「ダイエットのおかげ」と漫画家の内田春菊(うちだしゅんぎく)さん(59)は最初、喜んでいた。


酒豪で知られ、食欲も旺盛だった。だが2人の娘の卒業式や入学式を控えた2015年春、スーツを着るとウエストがきつかった。「何とかしたいな」と考えていたころ、京都で大学生活をしていた太り気味の長男(25)がやせて帰宅した。「糖質を減らしたら脂肪肝も治ったよ」。自分もやってみようと、5月から甘い菓子類やご飯を減らす「糖質制限」に取り組んだ。


実はダイエット中もお酒はよく飲んでいた。食べるものは変えたが食事量も減らさなかった。こんなにやせるなんて――。「私のおなかはどうなっているの」と思った。


「どこか悪いんじゃないの」。急にやせた姿を見て、友人に心配されたが、ダイエット中だからと受け流した。便秘がちにもなったが、食物繊維が不足したからだと考えた。だが、便秘があまりに長く続き、痔(じ)も悪くなった。糖質の制限を緩めても体調は改善しない。ある日、膣(ちつ)にも痛みを感じ、急に不安になった。「ちゃんと診てもらわないと……」


痔の治療で評判がよかった近所のクリニックを訪ねた。医師は「痔だと思いますけど一応、内視鏡検査をしましょう」と話した。知人にも「急にやせると、痔になることがある」と言われ、この時はさほど心配していなかった。


内視鏡検査を受けたのは12月10日。だがお尻から入れたカメラはすぐに抜かれた。不思議に思っていると、医師はカルテを書きながら告げた。「大きな病院に行ってください。一刻を争う」


うちだ・しゅんぎく 1959年、長崎市生まれ。高校を退学後、ホステスなどの仕事を経て、84年に漫画家デビュー。「南くんの恋人」「目を閉じて抱いて」などの人気作品で知られる。歌手や俳優、映画監督としても活動する。大腸がんを切除して人工肛門になった経緯を漫画「がんまんが」に描いた。


事実上の「告知」ではないか。…


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