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眠りは改善、でも「メタボは芸風」 ダメ患者どこまで

患者を生きる・眠る「芋洗坂係長と無呼吸」(3)


俳優の小浦一優さん(51)は2007年7月、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され、CPAP(シーパップ)という医療機器を使い始めた。就寝時に鼻につけたマスクから、圧力をかけた空気を送り込み、呼吸を確保する。


(1)いびきうるさい、妻や仲間が訴え 眠気と闘う芋洗坂係長


(2)一晩眠る検査で「最重症」 睡眠時間の半分は酸欠状態


最初は無意識にマスクを外すこともあったが、2週間ほどで慣れ、体調は劇的に改善した。「眠れるってこんな感じだったんだ」


翌年、吉本興業が主催するピン芸人のコンクール「R―1ぐらんぷり」に出場した。キャッチコピーは「突如現れた謎のメタボ芸人」。小浦さんが演じる「芋洗坂係長」が、その巨体にそぐわないシャープな踊りを披露すると、会場は沸いた。2731人の出場者から勝ち抜き、準優勝した。決勝戦は全国にテレビ放送された。


40歳になっていたが、深夜の…


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