千葉敬愛高校(千葉県四街道市)の複数の生徒が、部活の練習試合で対戦した他校の選手の所持金を盗んだり、自校で電子辞書を盗んだりした疑いがあることが20日、同校や千葉県警への取材で分かった。LINEでグループをつくり、犯行後に報告のやりとりなどをしていたという。同校は、関与したとみられる生徒14人に自主退学を勧告した。
同校によると、生徒らは6月ごろから、部活で対戦した他校の複数の選手のかばんから少なくとも計3万円を盗んだ。校内でも他の生徒の電子辞書数十台を盗み、一部をフリーマーケットアプリの「メルカリ」で売っていたという。
盗まれた生徒から被害届を受けた県警が窃盗容疑で捜査を始め、事態が発覚した。同校の調査に14人は「遊ぶ金がほしかった」などと話し、事実関係を認めたという。
安藤正夫教頭(59)は取材に「大変残念。二度と起きないようにしたい」と語った。(松島研人、松山紫乃)