28日午後8時ごろ、沖縄県豊見城(とみぐすく)市翁長の県営住宅10階に住む譜久里砂弥(ふくざと・さや)さん(44)から「刺された」と119番通報があった。連絡を受けた県警が、自宅玄関先で倒れていた砂弥さんを発見。その後、住宅敷地内の地上で夫の剛(つよし)さん(44)が倒れているのを見つけた。2人は病院に搬送されたが、死亡が確認された。殺人事件の可能性もあるとみて捜査している。
豊見城署によると、砂弥さんはうつぶせで倒れ、腹部から出血していた。室内からは、刃物が見つかった。剛さんは、玄関前の廊下先のほぼ真下で仰向けの状態で見つかった。全身を強く打っていたという。
砂弥さんは2人の子どもとこの県営住宅に住んでいたが、剛さんとは別居していたという。