日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)が役員報酬を過少に記載したとされる事件で、東京地裁は11日、ゴーン前会長と側近の前代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)の勾留を20日まで認める決定を出した。
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緊急特集「ゴーンショック 日産会長逮捕」
ゴーン前会長らは、2017年度までの3年間の報酬が実際は約72億円だったのに、約43億円分過少に記載したとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で10日に再逮捕された。
ゴーン前会長らは、14年度までの5年間の報酬を約49億円分過少に記載したとして10日に起訴された。再逮捕された分と合わせ、10~17年度の8年間の虚偽記載容疑の総額は91億円超となる。